第74回 FDC例会

R.8/4/4に千葉の会場にて第74回FDC(千葉臨床歯科フォーラム)が開催されました。今回、久しぶりの発表となりましたが、「下顎犬歯の歯肉退縮の改善を矯正および両側歯間乳頭移植術にて行った1症例」という演題で症例発表をしました。歯の位置以上と不適切なブラッシングによる著しい歯肉退縮がみられた犬歯を矯正と両側歯間乳頭移植術(エムドゲイン併用)で改善を行いました。この術式は1968年に考案されたものですが、今でも応用できる侵襲の少ない、審美的にも優れた術式です。最近は歯肉退縮の治療には結合組織を採取して行われていることがほとんどですが、術後の痛みや合併症などあり患者さんにとっては負担の多い治療法です。古くからある術式でも適応症を選べば、きちんとした治療ができることを再認識できた症例でした。

もう一つの発表は、髄床底に穿孔があり、残存歯質も少ない下顎大臼歯の保存のために歯冠延長術、根分割を行った症例発表でした。1本の歯の保存にこだわったよい発表でした。