第45回 NPC例会
R.7/3/29,30に東京の会場にて第45回NPC(佐藤直志先生主宰、歯周外科研究会)例会が開催されました。今回私は「右上第二大臼歯の3壁性骨欠損および右下側切歯の1・2壁性骨欠損に骨移植を併用した歯周外科を行った1症例」という演題で症例発表を行ないました。この患者さんは、約30年間当院で定期的にメインテナンスを行っていますが、その間に2本の歯に歯周外科を行いました。歯周組織の再生をできるだけ目指すために1本には自家骨移植、他の1本には人工骨移植(リグロス併用)を行いましたが、使用したサイトランスグラニューレは骨の成分に近く、動物から作られたものではないので安全な材料であるのですが、まだ臨床応用の期間が短くデータが少ない状況です。今後慎重に経過を見て自分なりに評価をしたいと思っています。再生療法は、切開のデザイン、緊密な縫合など基本的な手技ができていないと良い結果がでないため、今回自分の手技を見直すことができ大変勉強になりました。